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落ちて反省しなければダメ

馬鹿な親が、「今年受けても落ちますから、来年受けます」と言います。しかし、それではだめなのです。「まず、受けてみて落ちてください。そして、そこで反省してください。それでないとわかりません」と私はいつも言っています。口ではいま受けたら落ちる、と言いますが、心のどこかには、「いま受ければ受かるかもしれない」という気持ちがあるものなのです。それではだめです。不合格通知をもらって、自分の何か悪かったのか、徹底的に反省しなければなりません。「ああ、こんなことも教えなかった、あんなこともうちの子はできない」と不合格通知をもらって、はじめてはっきりと自覚できるわけです。そこから学ばなければ親としての進歩はありません。誰でも、自分の子供が一番かわいいわけで、子供を愛せない母親というのは、基本的にはいません。でもかわいがり方にはいろいろあり、どういう愛し方でも間違っているとは思いません。からだを鍛えてもいい、情操教育をしてもいい、知能を鍛えてもいいのです。

80年代まではいくつもの色が流行色

80年代まではいくつもの色が流行色となり、女性の唇を彩ってきた。はたしてどんな色が生まれ消えていったのか、なぜ流行色が生まれにくくなったのか、その変遷をざっと振り返ってみよう。古くは「日本書紀」の時代から女性は紅をさし、紅といえば赤であった。その化粧習慣は戦後まで持続したから、1000年以上も日本女性は赤にこだわり続けてきたことになる。しかし高度経済成長時代に入ると、ようやく「口紅=赤」の封印が解かれ、それを機に色のバリエーションが飛躍的に増えていった。同じレッドといっても、黄味がかっていたり青みが入っていたりと千差万別。多いブランドでは約200色、少ないブランドでも約20色はラインナップされている。「常識」を最初に破り、口紅の色数が増えるきっかけを作ったのが、1949年に日本に進出したアメリカのマックスファクターだ(1991年、プロクター・アンド・ギャンブル社に買収)。

「家」を基本にした日本人のメンタリティ

核家族化の進行により、「家」を基本にした日本人のメンタリティはしだいに薄れ、生き方・価値観の多様化が進むことになった。また、バブル景気の崩壊によって、日本経済の成長神話や、企業における終身雇用制などが崩れることになった。このころから、人の死というものが改めて問い直されるようになってきた。葬儀では大きな祭壇を飾ることが死者を大切に供養することだと考えられてきたが、本当にそうなのだろうか。「第二の住宅」といわれる墓は、必ず持たなくてはならないものなのだろうか。墓地不足といわれ、われ先にと買いあさってきたが、はたしてあのように小さな墓所で眠ることが安穏なのだろうか。そもそも買った墓には永続性があるのか、後は順調に継承されていくのか……、さまざまな疑問がもたれてきたのである。